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セレモニー奏者の目からみた 現代の葬儀事情(グリーフケア音楽と葬儀)と今まで知らなかった葬儀常識も含め色々な葬儀に関する情報などを発信してみたいと思います。
いつか来る 母との別れ
最近、今年80歳になる母がめっきり年老いてきました。
今までは、元気に出かけたのに外出することもめっきり減り
家に閉じこもり なおかつ 色んなことに対しての欲もなくなり
元気も気力も失くしているように見うけられます。
そんな母をみているとすごく切なく淋しかったのですが
でも、最近は少し母に対しての見方・考え方をかえれるようになりました
人生80年 多分大きな節目なのかも知れません。。
自分も80歳を迎える時期が来るわけでその時には 母を見て参考にしたいと思っています。
母に対して想うこと・・
今まで元気に過ごして80歳まで生きてくれたこと
これが一番大きいことです
最近はそれがとてもありがたいことだと思っています
今日、現在のところ元気に生きてくれています

80歳まで元気で生きていられるということは、当たり前のことではありません

葬儀の中で色んな家族 そしてたくさんの故人様をお送りしてきてより強く思います
人生は永遠ではない・・
いつか終わりがくる・・
それは突然やってくる・・
多分ほとんどの方は、
その覚悟はできているようでできていません
なぜかというと人の死は他人事・身近でそう起きないからです
起きた時にすべての方は、後悔します
それも致し方ないのかも知れないですね。

私は、そうではありません。
日々、色んな方の最期・別れ葬儀を目の当たりにして思うことは、自分は後悔しないように母を送りたい。。
生きているい間、元気な間、色んな事がまだわかる間(認知症が進みわからなくならない間)
少しでも今までの感謝の気持ちを伝えておきたい・・

ついこの間、母に初めて今までの感謝の気持ちを言葉にして伝えました
母は涙を流し私の気持ちに応えてくれました。

私の中でなにかひとつ大きな気持ちの区切り 覚悟ができました
まだまだ元気で長生きしてほしいですが、もし突然の別れが来たとしても大丈夫。。
ちゃんと今までの感謝をつたえられたから
そして、母に元気なうちに遺言書も書いてもらいました。

母とのいつかくる別れの前に後悔が残らないように私の中では着々と準備をしていきたいと思っています。。

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お笑芸人 ダンカンさんの奥様が亡くなれた話し
9/5金曜の金スマにダンカンさんが出演され亡くなった奥様のことを語られていました

まず、ひとこと こんな良い関係を築けるご夫婦はとても羨ましいのひとことにつきます。
お互いがお互いのことを思いやりそして愛情を注ぎ愛し合えるご夫婦
そんな数少ない幸せなご夫婦に起きた悲しい出来事

奥様は、今年の6月に他界されました。享年47歳 乳がんでした。
TVからの情報ですが
奥様が乳がんを発症されたのは38歳 片方の乳房切除したものの 3年後に肝臓に転移
最期には脳にガンが転移しお亡くなりになられました。

私のまわりにも乳がんの方がたくさんおられます。
乳がんは初期であれば絶対助かるなおる病気ですが、転移してしまうと命を落とす恐ろしい病気ですよね

ダンカンさんが、テレビカメラをも関係なく まわりの目も気にせず
号泣する姿は、奥様をどれだけ愛していたかという愛情の証の大きさのように
思いました。

グリーフケアの考え方の中に
愛する人を失った悲しみは、愛する愛情が強いほど乗り越えるのに時間がかかるとあります。

ただ、思慕のあり方は変化してきます。死別直後は、故人が亡くなったことを認められないような形の
思慕であったものが、
徐々に、故人を思い出として大切にしていくような思慕に変っていきます。悲嘆の反応は抑圧せず
思いっきり泣くことで立ち直りその悲しみを乗り越えていけます
まさしくダンカンさんはグリーフケアのプロセスを今、歩んでいるように思えました
だいの大人の男性が、あんなに号泣することは
一昔前なら、「男たるもの人前でなくものではない」と一喝されたかもしれませんが
全く逆で、早くその悲しみを乗り越える為には、我慢をすることはないのだと思います

最後に自分で天国の奥様におっしゃっていました。
「もう少し待って・・必ず元気になるから・・」と

ダンカンさんは 必ず、今の悲しみを乗り越えていけると思います
奥様のご冥福をお祈り致します

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緩和ケア1
緩和ケア(ホスピス)ということばを初めて聞いたのは、2005年 父が末期のガンで
病院での治療では、手の施しようがなくなった時に
病院のドクターよりホスピスに移ることを勧められました。。
その当時
ホスピスに対する知識がないなか、他に選択肢もなく
ただ、病院にいる父は熱でうなされ会話もできず辛そうな状態で見ているのも辛かったので
少しでもその状態が改善されるのであればと、ホスピスに移ることを選択しました。

ただ、その時はホスピス=死を待つ為の施設?病院から見放された患者さんが行くところ?
というイメージしかありませんでした

まず、病院を移ることを父になんて説明すれば良いのか?
本当に今より状態が良くなるのか?
保険がきかない
ホスピスの差額ベッド代を支払っていけるのか?
父はあとどれくらい生きているのか?

不安なことがどんどんおしよせてきました。

まず、ホスピスには、患者自身に話をしないで入院することはできず
患者をつれて面談にいかなくてはいけません・・
しかし、父は病院で話しをすることもできない寝たきり状態でいたので
私と母とで面談に行きました。
その時に、ホスピスに入院希望されている患者さんが大勢いることを知りました
でも、幸いなことにタイミングも良く
多分、父の状態が悪かったので
すぐに入院できることになりました。

入院してからは驚くことばかりでした
私のホスピスに対するイメージは一変し
結果、父の最期をホスピスで見とることができてとても良かったと思っています

ホスピスに移れば苦痛の緩和を中心に治療が行われます。
一般病院だと、病院を維持することが目的ではっきり言って無駄な検査をしますが、ホスピスでは無駄な検査はしません。
一般病院にいるより確実に安らかな死を迎えることができると思います。
まさに、父は安らかな死でした

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